
◆tGJWnjCS9氏のお話
その4
763 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:14:50 ID:LeMS5q8DO
では修正したものから順次投下します。
>748の続き
ガキィン!
寸前でモナーの銃が刀を受け止め、一瞬、隙ができた。罠だった。わざとバランスを崩したのだ。
手錬であればこの隙を見逃す訳がない。
ズシャア!
/,'3 「う……」
高振動ナイフが荒巻を貫く。
('A`;)「荒巻ィィィィィィィィ!!!!!」
振動で内臓をかき回す。間違いなく致命傷だ。
モナーが高振動ナイフを抜き去ると荒巻は崩れ落ち、地面に血が広がる。
(メ●Д゚)「…今度は貴様の番だぁ…ケヒャヒャヒャ!!!!」
荒巻の血を見て興奮したのか、奇声を上げる。
(#'A`)「テメェ…………許さねぇ!!!」
一方、その頃…
764 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:17:37 ID:LeMS5q8DO
―奇跡の祭壇
(´・ω・`)「この遺跡の起動法は…ダメだ!地図にも書いてない…」
ξ゚听)ξ「どうすんのよ!これじゃあここまで来た意味がないじゃない!…それに荒巻君やドクオも心配だし…」
(´・ω・`)「と、とりあえず周りを調べてみよう!」
二人は必死で調べはじめた。
ξ゚听)ξ「やっと…やっとここまで来たのに…!ブーンが生き返らなかったら意味がないのよ!いったい、どうやったら………………」
ツンの言葉が途切れる。
(´・ω・`)「どうしたの?なにか見つけた?」
ツンは祭壇の中央にある杯を指さす。
杯には、赤黒い染みのような物がこびりついている。
(´・ω・`)「これは……もしかして、起動条件は人の血…なんじゃないかな…って、ツン!!何やってるんだよ!」
ツンはナイフで自分の手首を切り裂いていた。
766 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:23:09 ID:LeMS5q8DO
(´・ω・`)「どうしてそんな事を…!」
ξ;-_-)ξ「つ…、ブーンを生き返らせる為…に、ここまで来たのよ、その為には何だってやるわよ…」
そして杯に血を注ぎ始める。血が止まりかけたら更に絞るように…。
(´・ω・`)「なら僕に言ってくれれば…」
目を逸らしたくなるほど痛々しい。
ξ;--)ξ「い、いいのよ…アンタが気に…する事じゃないわ…私が、
勝手に、やった事だし…」
だんだんツンの顔が青白くなってくる。
(´・ω・`)「もういいよ、足りない分は僕が…」
その時、祭壇の中心が輝きはじめた。
768 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:29:56 ID:LeMS5q8DO
("_")《我を呼ぶのは誰か…》
ユラユラと祭壇に浮かぶ人ではないもの…これが願いを叶えてくれるのだろうか。
ξ゚-゚)ξ「あ…あなたは…」
("_")《我が名はミレック…そなたの願いはなんだ…》
やはりこのミレックと名乗った物が願いを叶えてくれるらしい。
ξ;゚听)ξ「ブーンを、内藤ホライゾンを生き返らせて!」
貧血状態であるのに関わらず、はっきりと叫ぶ。
("_")《……よろしい…では、生け贄を差し出しなさい…》
衝撃が走る。
(´・ω・`)「い、生け贄だって!?そんな事は聞いてないぞ!」
ξ゚-゚)ξ「生け贄は…絶対必要なんですか…?」
("_")《当然です…命を蘇らせる為には代価が必要…『命の器』が…》
(´・ω・`)「そん、な…」
絶望が二人を支配する。
769 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:31:04 ID:LeMS5q8DO
しばしの沈黙。
ξ゚听)ξ「………わかったわ。私が生け贄になる」
沈黙を破ったのはツンだ。
(´・ω・`)「ちょ、ダメだよそんなの!それにツンが犠牲になって生き返っても、ブーンは喜ばないよ!」
ξ#゚听)ξ「じゃあどうしろってのよ!」
ショボンは黙り込む。彼は必死に葛藤していた。自分が犠牲になるかどうかを。
でも、怖い。恐ろしい…!
("_")《…ではそなたが生け贄になるのですね…?》
ξ゚-゚)ξ「ハイ…」
(´・ω・`)「待って、やっぱり僕が!」
???「その必要はないぜぇ!!!」
祭壇に入って来たのはボロボロに傷ついたドクオだった―――
771 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:34:41 ID:LeMS5q8DO
―数分前
(#'A`)「テメェ…………許さねぇ!!!」
怒り狂うドクオ、それを嘲笑うモナー。
(メ●Д゚)「ヒャッヒャッヒャ!お友達が殺されて怒ったかぁ?」
(#'A`)「テ、メ、ェ!あああああああああ!!!!!!」絶叫し、突進。無謀すぎる。そしてがむしゃらに打ち込む。
ガキン!キン!ゴキン!
怒りによって、斬撃は鋭さを増していたが、ワンパターンすぎる。ドクオの斬撃はことごとく受け止められた。
(メ●Д゚)「ヒッヒッヒ…そんなんじゃあお友達のかたきはとれねぇぞぉ!」
ズバッ!切っ先がドクオの胸板を切り裂く
(#'A`)「ぐうぅ……!うあああああ!!!!」
血の華を咲かせながらも攻撃を緩めようとしない。
だが…
ドゴォ!
('A`)「ぅぐ…」
ドクオの体が中に浮く。
モナーの膝蹴りがドクオの動きを止めた。
(メ●Д゚)「そろそろ、死ね」殺意の刃がドクオに向けられた
773 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:40:26 ID:LeMS5q8DO
/,'3 「(俺は…死んだのか………?いや、まだ生きている……)」
霞む目でモナーを探す。
モナーはドクオを殺害しようとギミックアームをふりかぶっている。
絶体絶命の状態だ。
/,'3 「(この位置はヤツの死角…!クソッ、体が動かない…銃はどこ、……銃!そうだ、アレがまだ残っていた…全部くれてやる!)
今まさに振り下ろそうとしているモナーの耳に四回の銃声が轟く!
(メ●Д゚)「!?」
弾はギミックアームに命中…
(メ●Д゚)「まぁだ生きていたか…安心しろ!コイツを殺してからお前も殺してや……?」
ギミックアームが動かない。見ると凍り付いている。
(メ●Д゚)「貴様なにを…」
/,'3 「ドクオォ!今だぁぁぁぁ!!!!!!」
血を吐きながら叫ぶ。
('A`)「うおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ドクオが剣を振り下ろす!
ズバッ!!…ガシャン
ドクオの斬撃はモナーの肩口からギミックアームを切り落とし、そして腹部を貫いた…。
.
ドクオの前には横たわる荒巻。
('A`)「ハハハ…何寝てんだ……?なんとか言えよ、おいッ!おい!!」
荒巻は動かない
(つA`)「う…うわあああああああ…!」
この旅で一度も見せなかった生きている証を流した…
―荒巻、死亡…
…………………………………
775 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:44:06 ID:LeMS5q8DO
('A`)「ほらよ、生け贄ならここにあるぜ」
ドクオは虫の息のモナーを放り投げる。
("_")《よろしい…では…》
モナーの体が歪み始める。しかしモナーは何か取り出すとボタンを押した。
(メ●Д゚)「ヒヒ…ヒ、今から一時間半後に俺の仕掛けた爆弾が爆発する…死にたくなけりゃ必死に走りな…ヒッヒ…」
そう言い残してモナーは消滅した。
ξ゚听)ξ「………ブーンは…?」
そこにブーンの姿はない
(#'A`)「おいコラ!さっさと生き返らせろよ!」
("_")《安心なさい…故郷で彼の姿を見る事ができるでしょう…》
('A`)「そ、そうか…」
ホッと安堵の息をついた時、
(´・ω・`)「ねぇ、荒巻君は…?」
('A`)「……」
ドクオは首を横に振る。
785 : ◆tGJWnjCS9s :2005/12/09(金) 22:56:03 ID:LeMS5q8DO
(´・ω・`)「そんな……」
ツンがミレックを見る。
ξ゚听)ξ「…あなたの力でなんとかなりませんか…!?」
("_")《生け贄がなければ不可能です…》
(´・ω・`)「やっぱり僕が…」
('A`)「いいや、あいつが死んだのは俺にも責任がある。おいそこのお化け!生け贄なら俺を使え!」
ξ#゚听)ξ「なに熱くなってんのよ!冷静になりなさい!」
さっきまで一番取り乱していたツンが吠える。
("_")《……あなた達のような者は初めてです…これまでにここに来た者は己の欲望の為だけに我が力を使った…
…しかしあなた達は自分を犠牲にしてまで友を生き返らせようとしている…
いいでしょう…さっきの男の言葉が本当ならここはもうすぐ破壊される…私の存在自体を『命の器』に変換しましょう…》
ミレックが巨大な光の柱となる
("_")《我は人間という物を勘違いしていた…あなた達の可能性を信じましょう…
地球の未来を…頼みましたよ…さようなら…真の仲間を持つ者たち…》
光は突如消滅、そして…
…………………………………………………………………